『総入れ歯の基礎と臨床』開催されました【後半】
前半に引き続き、後半をお届けいたします(^_^)
上下顎同時印象法による総入れ歯の利点は、総入れ歯を作る様々な行程がわずか1回で行う事ができるため、合理的であると同時に来院回数を減少することが可能になることです。
理想的なバランスを採る事ができます。特に、嚥下(つばを飲み込むこと)が可能なのは、このシステムでしかできません。
人工歯は頬舌的に筋圧のバランスのとれたところに配列できるため頬筋のサポートを得る事ができます。
舌の機能や発音を妨げる事なく、筋肉によってサポートされます。
こちらは、アキュートレー(Ivoclar社で販売しています)で採ったスタディーモデルです。
入れ歯の安定に必要な場所を意識的に型とりできる優れたトレーです☆
そして、SIバイトトレー。
SIバイトトレーの開発により、かみ合わせの作業が本当に楽にそして綺麗になりました。
こちらが、上下顎同時印象を行うための精密トレーです。
かみ合わせの動きを記録しています。
ガンタイプのシリコン印象材を注入し、口の中のすべての情報をコピーします。
このシステムは、嚥下をすることができます。
嚥下により、患者様が食事をして飲み込む状態の印象がとれるということです。
フェイスボートランスファーです。
咬合器に再現したところです。
後ろからみて翼突口蓋縫線がつながっているのかを確認するだけでも顎位の確認になります。
ハーミュラーノッチの印象は辺縁封鎖するため、絶対にとらなければいけないポイントです。
上下顎同時印象による、模型です。
沢山の情報がこの中にぎっしり入っています。
以前の入れ歯と比較しても、こんなに大きさが違うのがわかります。
以前の入れ歯は、まったく辺縁封鎖がとれていません。 左右のバランスが違うのも一目瞭然です。
このピッチングテスト・・・
前半にお伝えさせていただいた、ギージーの動画とそっくりですね(^_^)
そして、患者様と一緒に、装着直後にお食事です。
前歯で患者様がこんにゃくや、お肉を噛み切れるかどうか、みんなで見る・・・
なんていう実習は他には絶対ないと思います。
もちろん、患者様はお弁当、完食されていました(^_^)
さらにこのシステムを応用し、オーラルディスキネジアや、脳卒中後の麻痺のある患者さんに対してよい成績を上げています、顎関節症を伴う総義歯患者においてもよい成績をあげています。
最後に先生方の質問にも詳しくお答えさせていただきました☆
今回初参加の小西浩介先生です。
そして、技工士の松浦秀亮先生。
稲葉先生の総義歯システムに感激したとおっしゃっていただきました。
セミナー終了後の懇親会も開催されました。
セミナー終了後、かなりリラックスしている状態です。
来月、7月13.14.15日はいよいよ『総義歯ライブ実習コース』が開催されます。
▼『総義歯ライブ実習コース』の詳細はこちらです!!
▼IPSGのセミナーの一日を追った1dayレポートはこちら
(IPSGのセミナーの雰囲気がわかるかと思います☆)