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2013年7月19日

稲葉歯科医院、院長の稲葉由里子です。

最終日、いよいよ完成です

完成した総入れ歯はこちら♪ 

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イボカップシステムという重合方法で、上あごは薄くても強度を保っています。

粘膜で支える総入れ歯は、筋肉の細かい走行まで考えられています(^_<)-☆ 

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試適の段階で、吸着していたので、安心してセットを迎えました。

装着してすぐの写真です(^_^) 

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鏡でもご覧いただき、

「とってもいい感じ。綺麗に作っていただきありがとうございました。」

とおっしゃっていただきました。 

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見てください。

笑顔もこんなに素敵です☆

歯の見え方、スマイルラインもバッチリです♪ 

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そして、先生方お一人お一人に口の中を触っていただきました。 

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高瀬先生、あまりの吸着に驚いてくださいました☆  

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全員に確かめていただきましたが、先生方とてもびっくりされていました。

実際私も触らせていただきましたが、口を開けた方が吸着力が増し安定します。

何よりも患者様自身が大変喜んでくださいました。 

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セットしてからすぐ、先生方と一緒に食事を召し上がっていただきました。

こんな大胆なセミナーは他にはないと思います。

痛かったら噛めません。

一口目の食事を口に入れた時。

「下の前歯で軽く噛めます!」

というのが第一声でした。 

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食べにくそうな物を選んで薦める稲葉先生。

でも、しっかり噛み切っていました。 

お弁当の中にミョウガの漬け物が入っていたのですが、前歯でしっかり噛みちぎっていました♪ 

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びっくりしたのは、あまりにも自然だったことです。

噛める事を確かめたあとは、先生方と楽しくお話が弾んでいました。

最後に、 

「こんな素晴らしい歯を作っていただき、本当にありがとうございました。孫が一番最初に気づいてくれると思います。」 

とうれしそうにおっしゃっていただき、セミナーに参加してくださった先生方みんなが、うれしい気持ちになりました!

先生方から、感想をいただいたので、一部ご紹介させていただきます。

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▼とにかくすごいセミナーでした。言葉にするのは難しすぎるのですがあらゆる義歯のセミナーの中で圧倒的にレベルが高いと思います。そんなにレベルの高いものを本当に簡単にできるようにまとめられているのですごさがうまく表現できないですね。稲葉先生が実際に患者さんの治療をされている時にもすごすぎてリアクションが出せないんですね。他の先生もリアクションを出そうとすると取ってつけたようになってしまうのだと思います。早く1症例やってみたいです。

▼ 稲葉先生の究極のテクニックをまじかに見れてとても感激しました。稲葉先生もすごかったですが、岡部先生もすごかったです。

稲葉先生が「簡単にできる」と言われることがなかなかやってみて難しいことが多いです。一人でやっていると壁にぶつかった時にすぐ疑問が解けずそのままになってしまって結局先に進めない状況になることがあります。そんな時に問題解決の仕方があればいいのですが・・・

前回の総義歯セミナーに出て考え方が変わり、実習セミナーにでようと思いました。今回受講してみてこのシステムを考えられた稲葉先生の素晴らしさと岡部先生の技術の知識に感激しました。次は岡部先生のセミナーを受講して自分でシュトラックデンチャーを製作しようと思います。有難うございました。

3日間本当にお世話になりました。来年もこの3日間のコースに参加させて頂きたいです。

いつもありがとうございます。私の小さな悩みに対し、詳しく述べて頂き、大変わかりやすかったです。

大変勉強になりました。有難うございました。大学病院の教育方針を変えるのは難しいと思いますが上下同時印象の素晴らしさを私自身が習得することで少しでも若い先生方も総義歯治療に興味をもってくれたらいいなと思います。

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ご参加いただいた先生方、本当にありがとうございましたm(_ _)m 

今回ご協力いただいた、稲葉歯科医院の患者様、先生方の勉強になるためならと言う事ですべてご協力いただきました。

本当にありがとうございました。

2013年7月18日

稲葉歯科医院、院長の稲葉由里子です。

今日は『総入れ歯ライブ実習コース』の2日目、いよいよ上下顎を同時に型とりをします☆♪ 

どんな感じなのでしょうか・・・(^_^)

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精密に型とりをするための、トレーの製作、そして患者様への試適を行います。

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こちらが、上下を同時に型とりをするためのトレーです。

ゴシックアーチ、フェイスボートランスファー、咬合採得という入れ歯に関する情報を得るための大事な行程です。 

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こちらも、顎の動きを記録するし、印字するためのピンの植立です。

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こちらが実際に描いた顎の動きです。

3点で描きます。 

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そして、いよいよ、上下顎を同時に型とりをします!

材料の量まで、詳しく解説しながら印象を採りました。 

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フェイスボートランスファーです。

この作業は、体の真ん中のラインをきちんと記録する方法で、歯並びが綺麗になるために大事なテクニックです。 

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そして、記録したお口の中の情報がこちらです! 

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ポイントは頬の筋肉の記録です。

印象時、患者様に「イ〜」「ウ〜」と発音をしていただき、患者様ご自身の筋肉を使っていただきます。

そして、大事なポイントが嚥下です。

嚥下、つばを飲み込むとニュートラルな位置、理想的な位置が記録できます。。 

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そして、排列というラボサイドの作業です☆

仕事も綺麗で素晴らしいです。 

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そして患者様の試適です。

患者様の表情、そして先生方の表情をご覧いただいてもわかるように、完璧でした。

ここで、拍手が起きたのも、長くこのセミナーを開催して初めてだったかもしれません。

ワックスの状態で、これだけの吸着がでたことに先生方びっくりされていました(^_^) 

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代表で、目黒先生にも触っていただきました。

「すごいです!」

という声に、先生方から笑いが起こり、稲葉先生も岡部先生も自信満々です。 

ということで、これからイボカップで重合、仕上げ、完成です!

明日のお昼は患者様に装着、そして一緒に食事をする予定です(^_<)-☆ 

稲葉歯科医院、院長の稲葉由里子です。

7月13.14.15日『総入れ歯ライブ実習コース』が開催されたので、ご報告させていただきます。

当院顧問の稲葉繁が代表を務めるIPSGスタディーグループ、歯医者さん向けのセミナーです。

実際の患者様をお呼びして、型とりから、最後のセットまで3日間ですべてライブでご覧いただけくセミナーです。 

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やはり、総入れ歯の製作はドクター、テクニシャンが協力して初めて患者様に提供できるものです。

今回、沢山のテクニシャンの方にご参加いただきました☆ 

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今回も、稲葉先生の右腕としてタッグを組むのは、Dr.Hans Shleichの総入れ歯コースのインストラクターをつとめ、 阿部晴彦先生の元技工インストラクターをつとめてきた、岡部宏昭先生です。 

一日目は講義、そして患者様の型とりです。

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患者様の初診の情報を模型にしたものです。

顎の骨は極度に吸収して、真っ平ら。

普通に言われる、難症例ですね。 

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上顎の模型です。 

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そして、下顎の模型。

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2日目の上下顎同時印象を完璧なものにするため、集中して作業をすすめました。 

セミナーの後の懇親会の模様です(^_<)-☆ 

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場所はセミナーが開かれた、稲葉歯科医院の近く『ビストログラッソ』です。

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お料理も素敵でした♪ 

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勉強のあとのお食事、お酒は美味しいですね☆ 

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今回のセミナー、技工士の先生も沢山ご参加いただきました。

やはり、総義歯はお互いの協力があって完成し、患者様に提供できます。 

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わたしの両隣、テクニシャンの松浦先生と、小平先生。

そして手前に座ってらっしゃるのが、今回技工インストラクターを努めてくださっている岡部先生です。

今日改めて知った知識が沢山あり、とっても勉強になりました♪

明日はいよいよ、上下顎同時印象(上下を一緒に精密な型とりをします)です!

頑張りましょう(^_<)-☆ 

2013年7月14日

稲葉歯科医院の患者様の中には、スピーチ、講演をされる方、歌手、など発音することが特に大事なお仕事をされている方が沢山いらっしゃいます。

それぞれの発音に関して、調整する部位、入れ歯と発音の関係についてご説明させていただきます。

※こちらのパワーポイントは、IPSG副会長、岩田光司先生からいただきました。

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入れ歯にワセリンを塗り、粉をふりかけ、実際に患者様に発音をしていただき、調べたものです。

患者様が発音しずらい言葉を聞いて、その部位を薄く削ってあげる、または、足してあげるなどをして調整させていただきます。

タ行はわずかに舌が口蓋に当たる発音です。

患者様の発音を注意深く聞かせていただき、調整します。

もちろん、新しい入れ歯を入れる時は慣れが必要です。

お口の中は敏感です。

ですが、必ず慣れるので大丈夫です。

2013年7月 9日

先日開催された、『顎咬合学会学術大会』KaVo主催のランチョンセミナーで稲葉歯科医院、顧問の稲葉先生が講演をさせていただいたので、ご報告させていただきます☆♪

『カボシステムによる上下顎同時印象法による究極の総入れ歯』

稲葉先生が開発した総入れ歯システムについて、動画を用いて講演させていただいたので、まるで、患者様の治療を実際に見ているようでした(^_^) 

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今回のランチョンセミナーは東京国際フォーラムのB7という会場で、600名座る事ができる一番大きな会場です。

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400名分のお弁当のチケットもすぐに売り切れて、大盛況でした!

ひとつ、2000円のお弁当だそうです〜 

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こんな大きな画面で素晴らしい会場でした。 

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なかなか素敵です。

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後ろからも写してみました。 

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上下顎同時印象法の製作手順を説明中です。 

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動画も沢山大画面でご覧いただきました☆♪ 

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そして上下顎同時印象法についてもすべて動画でご覧いただきました。

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稲葉先生の総入れ歯は、KaVoというドイツの会社のプロター7という器械を使ったシステムです。  

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配列、そして試適です。 

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重合はイボカップシステム。

この重合方法を越える精度のものは未だにないと言ってもいいでしょう。

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そして完成です!!

ご来場いただいた先生方、本当にありがとうございました。  

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KaVoのブースの様子です。

ブルーのユニフォームがとっても鮮やかで素敵でした☆ 

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宣伝もばっちり(^_^) 

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KaVoのユニットの前で・・・ 

左から、IPSG名誉会長、大石尭史先生、稲葉先生、則子夫人、私、田嶋健先生、慶子夫人です☆♪  

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前日に『上下顎同時印象法による総義歯』のテーブルクリニックも開催されたのですが、本当に沢山の先生方にいらしていただきました。開始30分前にすべての椅子が埋まり、一時間以上の講演をずっと立ちながら熱心に聞いてくださっている先生方を見て感激しました。 

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テーブルクリニック終了後も、熱心に質問をしてくださっている先生方。

やはり、総入れ歯が見直されていること、その必要性を実感します。 

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IPSG技工インストラクターの岡部さんにも、一生懸命対応してくださいました。 

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今回、感じたのは若いドクターやテクニシャンの方々が非常に総入れ歯に興味を持ってくださっている事。

稲葉先生に直接、いくつもの質問をされている様子も新鮮でした。

これから若い先生方にどんどん覚えていただきたいと思います☆♪ 

やはり、こんなに素晴らしい総入れ歯のシステムは他にはないと思うので、どうにかして広めていきたいです。

ご来場いただいた先生方、そして全力でサポートしてくださったIPSGスタッフの皆様、KaVoの方々本当にありがとうございました!! 

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IPSGの打ち上げはパレスホテルのバーです☆

KaVoの稲垣さんもご参加いただきました。 

シャンパン、美味しかったです〜♪ 

 

2013年7月 5日

前半に引き続き、後半をお届けいたします(^_^)

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上下顎同時印象法による総入れ歯の利点は、総入れ歯を作る様々な行程がわずか1回で行う事ができるため、合理的であると同時に来院回数を減少することが可能になることです。

理想的なバランスを採る事ができます。特に、嚥下(つばを飲み込むこと)が可能なのは、このシステムでしかできません。

人工歯は頬舌的に筋圧のバランスのとれたところに配列できるため頬筋のサポートを得る事ができます。

舌の機能や発音を妨げる事なく、筋肉によってサポートされます。

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こちらは、アキュートレー(Ivoclar社で販売しています)で採ったスタディーモデルです。

入れ歯の安定に必要な場所を意識的に型とりできる優れたトレーです☆  

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そして、SIバイトトレー。

SIバイトトレーの開発により、かみ合わせの作業が本当に楽にそして綺麗になりました。 

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こちらが、上下顎同時印象を行うための精密トレーです。

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かみ合わせの動きを記録しています。



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ガンタイプのシリコン印象材を注入し、口の中のすべての情報をコピーします。

このシステムは、嚥下をすることができます。

嚥下により、患者様が食事をして飲み込む状態の印象がとれるということです。

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 フェイスボートランスファーです。 

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咬合器に再現したところです。

後ろからみて翼突口蓋縫線がつながっているのかを確認するだけでも顎位の確認になります。

ハーミュラーノッチの印象は辺縁封鎖するため、絶対にとらなければいけないポイントです。

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上下顎同時印象による、模型です。

沢山の情報がこの中にぎっしり入っています。

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以前の入れ歯と比較しても、こんなに大きさが違うのがわかります。

以前の入れ歯は、まったく辺縁封鎖がとれていません。 左右のバランスが違うのも一目瞭然です。

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このピッチングテスト・・・

前半にお伝えさせていただいた、ギージーの動画とそっくりですね(^_^) 

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そして、患者様と一緒に、装着直後にお食事です。

前歯で患者様がこんにゃくや、お肉を噛み切れるかどうか、みんなで見る・・・

なんていう実習は他には絶対ないと思います。

もちろん、患者様はお弁当、完食されていました(^_^) 

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さらにこのシステムを応用し、オーラルディスキネジアや、脳卒中後の麻痺のある患者さんに対してよい成績を上げています、顎関節症を伴う総義歯患者においてもよい成績をあげています。 

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最後に先生方の質問にも詳しくお答えさせていただきました☆ 

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今回初参加の小西浩介先生です。

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そして、技工士の松浦秀亮先生。

稲葉先生の総義歯システムに感激したとおっしゃっていただきました。

セミナー終了後の懇親会も開催されました。

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セミナー終了後、かなりリラックスしている状態です。

来月、7月13.14.15日はいよいよ『総義歯ライブ実習コース』が開催されます。

『総義歯ライブ実習コース』の詳細はこちらです!!

総義歯ライブ実習コース   

▼IPSGのセミナーの一日を追った1dayレポートはこちら
(IPSGのセミナーの雰囲気がわかるかと思います☆)

IPSG1dayレポート 

 

 

 

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稲葉歯科医院 院長 稲葉由里子 顧問 稲葉繁

稲葉歯科医院
院長 稲葉由里子

昭和44年に父、稲葉繁(現・顧問)が文京区伝通院で稲葉歯科医院を開業、平成11年に場所を移して秋葉原で新しく開業しました。

「入れ歯が合わず、食べたいものが食べられない」
「口を開けると金属のバネが見えるのがいやだ」
「うまく発音できないので、しゃべるのがおっくう・・・」

このような入れ歯のお悩みをお持ちの方、多いのではないでしょうか。

当院では、入れ歯の本場ドイツで直接学んだ技術を活かし、つけていることを忘れるくらい、自分の歯のように何でも噛めて、笑顔に自信がもてる入れ歯を作っております。

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