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2010年2月23日

ふだん、あまり感じることはありませんが、歯や口は、わたしたちの健康と深く結び付いています。

日常生活を楽しく送るために、会話はかかすことのできない大切なものです。

歯が抜けたり、むし歯ができていたりしては、なんとなく会話を楽しむ余裕もなくなったり、口を隠すなどして笑ったりしてしまうこともあるでしょう。家族や友人との楽しい会話は精神的な健康にもつながります。

歯、口の病気が直接体に関係することもあります。

子供のころは毎年新学期にむし歯の健診があります。

治さなければならない歯を指摘され、歯科医院へ行くことになるのですが、成人すると、なかなか定期検診を受ける機会がありません。

放置されたままのむし歯は当然悪化し、細菌がはびこります。

歯に穴があき進行すると骨との交通ができ、不潔なものときれいな骨がが交わることになります。

この最近が血液中に入ると、血液が運搬の役割をして、全身に細菌をまき散らしていくことになるのです。

この感染を「歯性病巣感染」といいます。

歯性病巣感染とは歯に穴があくことで細菌が血液の中に入って全身に回り、さまざまな病気や弊害をひきおこします。

臓器移植や心臓病を持つ人などが感染すると生死にもかかわります。

かみ合わせの異常から全身病になることも

感染だけでなく、かみ合わせなどのバランスが悪いと全身に異常をきたすこともあります。

かみ合わせが悪いということは、「あごが正常な動きをしていない」または「正常な位置からズレている」ということです。

バランスはひとつ崩れると次々に崩壊していきます。

現代の人間の脳は約8キロです。

かみ合わせのバランスが悪い状態は、脳を支える筋肉のバランスに影響します。

重い脳を支えるために、筋肉のバランスは良い状態にたもたれていなくてはなりません。

かみ合わせのが悪いと顎の筋肉とつながっている首の筋肉が緊張します。

筋肉のバランスが崩れたことにより生じる症状

①頭痛、肩こり、筋肉痛に悩まされることになる。

②姿勢がわるくなるので腰に負担がかかり、腰痛がおこる。

③神経が圧迫されることにより、手足の指がしびれる。

④顎関節症(あごの疾患)の痛みを感じる。

また、あわない入れ歯を我慢して無理に使っていたりしてもかみ合わせに異常がおきることもあります。

入れ歯を作る際には高度な技術とたくさんの時間と手間をかけて作られます。

歯があったときのかみ合わせの位置、感触などはもうわからないので、いろいろな方法で計算したりして確認します。

それでも人工物は天然の歯にはかないません。

ご自分の歯を一本でも多く保ち、機能させるのが一番大切ですね。

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稲葉歯科医院 院長 稲葉由里子 顧問 稲葉繁

稲葉歯科医院
院長 稲葉由里子

昭和44年に父、稲葉繁(現・顧問)が文京区伝通院で稲葉歯科医院を開業、平成11年に場所を移して秋葉原で新しく開業しました。

「入れ歯が合わず、食べたいものが食べられない」
「口を開けると金属のバネが見えるのがいやだ」
「うまく発音できないので、しゃべるのがおっくう・・・」

このような入れ歯のお悩みをお持ちの方、多いのではないでしょうか。

当院では、入れ歯の本場ドイツで直接学んだ技術を活かし、つけていることを忘れるくらい、自分の歯のように何でも噛めて、笑顔に自信がもてる入れ歯を作っております。

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