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2010年2月25日

メンテナンスについて

先日、自宅のガスの湯沸かし器の調子が悪くなってしまい、、ガス会社に電話して修理にきてもらいました。

「ガスの湯沸かし器械がだいぶ汚れていて、部品も劣化していて取り換えなきゃだめですね。」

とのこと。

やはり、ガスの湯沸かし器も年に一度のメンテナンスが必要ということです。

きちんとメンテナンスしていれば器械をとりかえる必要はなかったと思うし、かえって高くついてしまいました。

これって歯のメンテナンスと一緒ですよね。

せっかく治したと思った歯周病や虫歯がしばらくしてまた悪くなってしまい、もっとひどくなってしまっていた・・・・なんて経験ありませんか?

治ったと思った歯周病は生きている限り、食事によって歯垢(プラーク)はつくし歯石もたまります。

定期的なメンテナンスでは、歯垢もやわらかくとりやすいのですが、一年以上たってしまった歯石は硬くなってしまうため、また最初から治療しなくてはいけなくなります。

綺麗に被せたセラミックも、ほうっておくと歯肉が腫れてしまったり、歯周病で歯がぐらぐらしてしまうことだってあります。

入れ歯の場合もメンテナンスはとても大事です。

せっかく作った入れ歯も、メンテナンスをしないと土台になっている歯が歯周病になって抜けてしまいます。

稲葉歯科医院のリーゲルテレスコープは抜けてしまったとしても修理ができますが。普通の保険治療の入れ歯では抜ける度に作りなおしが必要になります。

そのため、歯を一本でも失わないためにもメンテナンスが大切です。

安心してメンテナンスをうけて入れ歯を長持ちさせるか、歯を失いながら何度も作りかえるのとどちらがいいでしょうか。

稲葉歯科医院では3か月に1度のメンテナンス(定期検診)をおすすめしています。

メンテナンスの手順は

1. まず、患者さんのお口の中の様子をお聞きします。
2. つぎにずべての歯を一本ずつ拡大鏡をつかってむし歯がないか確認します。特に歯と歯の間はむし歯ができやすいのでフロスを使い確認します。
3. 超音波の器械を使って歯の表面の歯垢(プラーク)を除去します。
4. 歯と歯肉の隙間(ポケット)が深いところは衛生士がスケーラーという道具を使って除去します。
5. 着色のある歯の汚れをとって器械で磨いて仕上げます。
6. すべての歯に歯間ブラシを通して、歯肉をマッサージします。
7. 最後に、衛生士から、歯磨きの指導などのアドバイスがあり、ご希望によってフッ素を塗布します。

入れ歯の場合も毎回、超音波洗浄にかけ、着色のついた歯は綺麗にみがき、こわれていないかどうかチェックします。

ご自分の歯は生涯を充実させる財産です。人工の歯はいくら高い技術で作られたとしても天然の歯にはかないません。一本でも多くの歯が健康に保たれるように、私たちがお手伝いできたらうれしいと思っています。

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稲葉歯科医院 院長 稲葉由里子 顧問 稲葉繁

稲葉歯科医院
院長 稲葉由里子

昭和44年に父、稲葉繁(現・顧問)が文京区伝通院で稲葉歯科医院を開業、平成11年に場所を移して秋葉原で新しく開業しました。

「入れ歯が合わず、食べたいものが食べられない」
「口を開けると金属のバネが見えるのがいやだ」
「うまく発音できないので、しゃべるのがおっくう・・・」

このような入れ歯のお悩みをお持ちの方、多いのではないでしょうか。

当院では、入れ歯の本場ドイツで直接学んだ技術を活かし、つけていることを忘れるくらい、自分の歯のように何でも噛めて、笑顔に自信がもてる入れ歯を作っております。

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