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2014年1月14日

2013年を締めくくる、学術大会が開催されました☆♪

沢山の先生方から素晴らしい発表をいただきました。

そちらに関しては、後日IPSGのサイトでご報告させていただきたいと思います。

今回は、特別講演をしていただいた、牧師の関根一夫先生のご講演の様子をご報告させていただきます(^_<)-☆ 

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今年の学術大会の特別講演は・・・わたしが中学生の頃から、30年来の友人でもある、牧師の関根一夫先生です☆♪ 

関根先生のプロフィールをご紹介させていただくと、

日本大学文理学部哲学科卒業

南オーストラリア聖書大学卒業

日本大学大学院文学研究科博士前期課程修了(哲学専攻)

東京コンピュータ専門学校校長

お茶の水クリスチャンセンター理事長代行などを歴任

現在、東北福祉大学感性福祉研究所研究員

医療法人社団信悠会木村クリニック理事日本臨床美術協会副理事長

ミッション・エイド・クリスチャン・フェロシップ牧師

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プロフィールをご覧頂いてもお分かりのように、彼はただの牧師ではありません。

コンピュータ専門学校の校長先生もされていたので、ITに強くまた、音楽家でもあるので、ギター、ウクレレを弾いたり作曲をしたりする、スーパー牧師なのです(^_^)

現在は、医療法人社団信悠会木村クリニック理事をされていて、鬱病の患者様、心の病気のカウンセラーとしても活躍されています。

そして、私の大事な相談相手でもあります。

患者様の悩みをどんな風に聞いてあげたらいいのか、などいつも的確なアドバイスをいただけます。

学術大会で、牧師さんのお話というのは、たぶん歯科界で初めての試みだと思います。

ですが、私は関根先生といつもお話をしていて、私たちの分野と非常に関係が深いとずっと前から感じていました。

先日、関根先生が診療に患者様としてみえたときに、(笑)

「IPSGの学術大会でお話していただいてもいい?」

とお願いしたところ、

「OK!」

と二つ返事で承諾いただきました。 

今回お話いただいた内容は、

『機能論的人間観と存在論的人間観についての考察』 

それは、コミュニケーションの土台のお話です。 

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彫刻家の金子健二氏、脳外科医の木村伸氏、そして関根先生と、認知症患者様のリハビリプログラムをたてました。

認知症の方々を介護している家族は、

●いつまでつづくのか。

●どんなに悪くなるのか。

●どう取り扱ったら良いのか。

という、苦悩を常に心に抱いています。

彼らの心のケアをどのようにしたら良いのかという、お話をいただきました。 

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そして、今回のテーマである、機能論的人間観、そして存在論的人間観についてお話をいただきました。

関根先生の抄録を読ませていただいたところ、かなり難しい内容で、何度読ませていただいても理解できなかった私でしたが、

彼のウィットに飛んだお話を交えてお聞かせいただいたため、会場にいらっしゃった全ての先生方を引き込んでしまいました。

機能論的人間観を否定せず、存在にこそ意味がある、存在論的人間観を添えることの大切さについてお話いただきました。

人間の脳は、行きたい、知りたい、仲間になりたいという指向性を持っています。

「いてくれてありがとう。」

「いてくれて嬉しい。」

という言葉は使われているようで使われていません。

いても良いという安心感、居場所を提供してあげることの大切さについて、関根先生自身が体験した話を交えてお話いただきました。

患者様に対しても同じです。

「大変でしたね。」

とひと言添えるだけで、安心感を覚えます。

他にも、子供を育てる、人を成長させるために非常に大切なお話をいただきました。

最後に、ある少年のお話をいただきました。

わたしは感激のあまり、しばらく恥ずかしいので我慢していたのですが、鼻水がでてきてしまったので、ハンカチで拭ったとたん、号泣。

わたしだけかな・・・と思ったら、会場にいるほとんどの先生方が、同じ気持ちでした。

20年続いた学術大会で、これだけの方がすすり泣きするような講演ははじめてです。

悲しい話で泣いたのではなくて、感激して泣いてしまうのです。

講演報告を記録しようと思って、PCの画面をみているのですが、涙で字がくもって、打てませんでした。

こんなこともあるのですね。

患者様への気持ちのケアの重要性を、一夫さんの今回のお話で、みんなが意識できたと思います。

学問の話も経営の話、患者様の心のケアはもちろん大切ですが、実は私たち自身の気持ちも、定期的に見つめ直す必要があるのではと感じました。

コミュニケーションの土台を関根先生から教えていただきました。  

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関根先生の『いてくれてありがとう』のメールマガジン配信ご希望の方は、ぜひ、関根先生に直接メールをしていただければと思います(^_<)-☆

pastor.kaz@gmail.com ←こちらが関根先生の連絡先です♪

感想なども送っていただけたら、とっても喜ばれると思います!

もし、このブログを読んでいただいた方で、関根先生配信のメールマガジンを受け取りたい方がいらっしゃったら、ぜひ、ご連絡いただければと思います。

わたしも、毎朝彼のメールマガジンで気づきをいただいています(^_<)-☆ 

特別講演終了後は、関根先生の周りに人だかりができるほど、先生方の心に響きました。

ご参加いただいた、先生方が心が一つになるようなお話をいただきました。

関根先生、そしてご参加いただいた先生方、本当にありがとうございました!! 

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稲葉歯科医院 院長 稲葉由里子 顧問 稲葉繁

稲葉歯科医院
院長 稲葉由里子

昭和44年に父、稲葉繁(現・顧問)が文京区伝通院で稲葉歯科医院を開業、平成11年に場所を移して秋葉原で新しく開業しました。

「入れ歯が合わず、食べたいものが食べられない」
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当院では、入れ歯の本場ドイツで直接学んだ技術を活かし、つけていることを忘れるくらい、自分の歯のように何でも噛めて、笑顔に自信がもてる入れ歯を作っております。

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