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2013年1月30日

【こんな症状でお悩みの方へ】 

歯周病がとても進んでいて、ほとんど歯がグラグラ。数本以外は・・・・ここまで悪くしてしまったけど、できるだけ歯は残したい。

◆歯医者のトラウマで長い間放置をした結果、ほとんどの歯を抜かなければいけなくなってしまった。

◆30代、40代で入れ歯は恥ずかしい。

◆骨量が不足していてインプラントができないと言われた。

◆残せる歯もすべて抜いてインプラントを進められた。

◆歯がぐらぐらで噛むことができない

◆数本しか残ってないため、総入れ歯になるのを待っている状態。

◆残っている歯をすべて抜いて、総入れ歯にするかインプラントにするか迷っている。

などでお悩みの方は非常に多いように感じます。

特に残っている歯が数本しかない場合、総入れ歯になるまで歯が抜けるのを待ちましょう。

というドクターの言葉は、患者様にとって精神的にも大変不安な状態にあると思います。


歯が抜けるのを待って総入れ歯にする。

●もしくは、抜かなくても良い歯を抜いてAll on 4のようなインプラントにする。


というどちらかの選択を考えられるのではと思います。

でも、ここで、もう一つの方法を提案させていただきたいと思います。

それは、ドイツチュービンゲン大学で開発されたレジリエンツテレスコープという入れ歯です。

数本の歯に適応されるテレスコープシステムという治療方法で、自分の歯の根を抜かずに利用できる方法です。


レジリエンツテレスコープは、審美的にも美しく、機能的にも優れているドイツで開発された技術です。

テレスコープの歴史は120年以上と大変長く、世界で信頼されています。

残っている歯を守るために、 入れ歯が顎の粘膜にどれだけ沈み込むのか、そして、その時支えている歯にはどのような影響を及ぼすのか・・・という研究が長い間チュービンゲン大学で行わ れ、その結果、入れ歯で噛んだときの沈み込みの圧から歯を保護するために独特な治療方法を生み出されました。

それがレジリエンツを使った、チュービンガーデックプロテーゼと呼ばれる、粘膜で負担する入れ歯

『レジリエンツテレスコープ』です。

自分の歯の根には歯根膜が備わっていて、噛んだときにその感覚を脳に送る役割があります。

残念ながらインプラントにはありません。

たとえ、1本でもご自分の歯を守ることが大事なのはこのような歯根膜の反応を保つためでもあります。

ドイツでは、当たり前のように日常行われているテレスコープですが、日本では全く広まっていないのが現状です。

そのため、先日レジリエンツテレスコープで治療をされた当院の患者様から、

『先生はじめ関係者の皆様にこのすばらしい技術をもっと広めていただけたらと思います。きっと救われる人はたくさんいるはずです。 』

というメールをいただきました。

そして、

『私にとって、とても大事なことは。 残存している根を利用しているので、完全なる総入れ歯とは違い取り外しの出来る差し歯的な感覚です。
自分の歯の根を利用できていることでプライドが保てますし、年寄りくさく惨めな気持ちにならないですみます。あと、今まで常にストレスがかかって生活していましたので、それがなくなったことで、不定愁訴感もだいぶ緩和されました。 脳も活性化されるのでしょうか。』

という文章を読んで、やはり、同じような悩みをお持ちの方に、レジリエンツテレスコープをぜひ広めたいと強く思いました。

こちらを書いてくださった患者様の文章の全文は当院の入れ歯専門サイトの患者様の声

もっとはやくに伺っていればと後悔しました

に掲載されています。

外科的処置が必要なく、ご自分の歯を利用でき、機能的なのはもちろんのこと、審美性も兼ね備えているドイツの入れ歯、レジリエンツテレスコープ。

次回は、レジリエンツテレスコープとオールオンフォーとの比較

などについて、少しお伝えさせていただきます。

 

 

 

 

 


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稲葉歯科医院 院長 稲葉由里子 顧問 稲葉繁

稲葉歯科医院
院長 稲葉由里子

昭和44年に父、稲葉繁(現・顧問)が文京区伝通院で稲葉歯科医院を開業、平成11年に場所を移して秋葉原で新しく開業しました。

「入れ歯が合わず、食べたいものが食べられない」
「口を開けると金属のバネが見えるのがいやだ」
「うまく発音できないので、しゃべるのがおっくう・・・」

このような入れ歯のお悩みをお持ちの方、多いのではないでしょうか。

当院では、入れ歯の本場ドイツで直接学んだ技術を活かし、つけていることを忘れるくらい、自分の歯のように何でも噛めて、笑顔に自信がもてる入れ歯を作っております。

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