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2010年12月21日

2010年12月12日、IPSG恒例の「学術大会」が盛大に開催されました☆
 
12月も半ばお忙しい中、65名ものたくさんの先生方にお集まりいただき、ありがとうございました!!
 
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今回の学術大会、それぞれの内容が非常に濃く、私も記録をするのを忘れてしまうぐらい集中して聞いてしまいました。

参加してくださった先生にも十分ご満足していただいたことと思います。

そして発表してくださった先生、本当にありがとうございました!!
 
明日から使えるような方法を提案をいただいたり、今まで疑問に感じていたり、難しくなげだしていたようなケースでも
「私でもできる!!」 「はやくやってみたい☆」
という気持ちにさせていただいた発表ばかりで非常に充実したものでした。

先生方の発表を聞きながら私が感じた気づきを、私のtwitterで感じていただけると思います。

http://twitter.com/#!/yuriakubi←ココぽちっと押してくださいね。

慣れないFacebookでも少しコメントさせていただきました。

http://www.facebook.com/?ref=home#!/yuriko.inaba1←よかったら「いいね!」ボタン押してコメントしてくださいね。

本当はUstreamでの配信も考えていましたが、やはり学術大会です。

配信により発表する方が内容を控えてしまわれるのではと思い、やめました。
 
そのかわり、IPSGのこのサイトでお一人づつ詳しくお伝えしていきたいと思います!!
 
最初に発表してくださったのは、オーストリアのウィーン大学に7年留学していた田嶋健先生です。 シュラビチェック教授の右腕として活躍されていました☆
 
 
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「オーストリアナソロジーを応用した矯正学的咬合治療の可能性」
 ということで、咬合理論に基づいた矯正治療について、田嶋先生発表していただきました。
 
お話の中で、オーストリアと日本の歯科大学の違いは自分の意思をどうやって伝えるのかという自己主張の授業があるそうです。日本の歯科大学にはありませんね!
ドナウ大学でマスターオブサイエンスを取得、3年間厳しい勉強を乗り越えた田嶋先生、自己主張をしっかりしてきたことにより得たタイトルなのでしょうね。
ドナウ大学で実際の患者さんの臨床例もいくつかだしてくださいました。
すごい診査診断治療計画でした。このくらいやれば結果は目に見えていますよね。
貴重なお話ありがとうございました!!
 
また、田嶋先生のセミナー来年予定しております☆
ぜひ、参加してくださいね!!
 
続いて、IPSG副会長の大石暢彦先生の発表、
 
「治療中心の歯科医療から予防中心の医療への脱却」
 

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大石先生は乳幼児から高齢者の予防の大切さについて順序だてて丁寧に説明してくださいました。

例えば、大石先生が使っている予防のツールはやはり乳幼児には母乳育児、お母さんの予防として、ミュータンスコントロールの意識は大切だと教えてくださいました。

ミュータンス菌の感染の窓は1歳半からだからです。

Duraphatの効果についても、わかりやすくお話いただきました。C0の歯に対して、サホライドにかわり、予防効果があり、水で固まるので、泣き叫ぶ子供でも比較的簡単に塗布することができることなど、明日にでも使える内容ですね。

高齢者に対しては、稲葉先生の予防補綴を実践されていました。さすがです!!

そして、印象的だったことは、広告宣伝費っていろいろありますが、大石先生は歯ブラシをプレゼントすることだそうです。

なるほど、そういうアイデアもあるのですね!!

インターネットやチラシよりも効果があるかもしれません。

大石先生ありがとうございました!

 

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「口腔機能訓練器具ラビリントレーナーを用いた症例」同じくIPSG副会長の飯塚能成先生の発表です。MYOFUNCTIONAL THERAPY の一つのツールとして素晴らしい効果を得られた症例です。

嚥下運動をする時の喉頭蓋を鍛えるものがラビリントレーナーです。高齢者の嚥下機能の改善回復し、誤嚥を予防できます。高齢者になって舌圧が下がると口呼 吸になりやすくなるのを予防することができます。などの介護予防のほか、口の周りの筋肉のエステ効果もあるというお話をしてくださいました。

そして、赤ちゃんがおっぱいを吸う力は顎の発達を促進されることは知られていると思いますが、哺乳瓶によってはその力の50分の1の力しか使わないでミル クを飲めてしまうそうです。一番よいとされているNUKでさえも20分の1。母乳はすばらしさについても再確認しました!!

高齢者はよくむせます。ラビリントレーナーは、鼻呼吸になりむせ予防ができるほか、脳血管障害の発音障害をなおすこともできるのです。舌痛症にも応用ができるすばらしい道具です。

口呼吸や舌突出癖により起こる症状は、口臭、舌痛症、前歯の歯肉炎やカリエス、発音障害、咽頭炎、気管支炎、顎関節症、首や肩こり、猫背、膝の痛み、腰痛、口内炎などです。

こんなにすばらしいものだったなんて、知りませんでした。

開発した稲葉先生本人が一番びっくりしているのでは・・・・(笑)

飯塚先生って本当に私がいうのもなんですが、おちゃめでユニーク。みんなに好かれるタイプです。こんな方がIPSGの副会長であることを誇りに思います。

 

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日本初のドイツマイスターの大畠一成先生の講演です。

「時代に即した歯科技工の技術と知識」

すべてKAVO社でそろえた大畠先生のラボ「Gross」 たくさんの器械が置いてあるので、ビルが傾いてしまうかもと心配になるぐらいだそうです(笑)

そしてEUにおけるCAD/CAMの需要についてお話いただきました。

EUでのCAD/CAMの需要驚くほど伸びているそうですが、歯科以外に頭蓋骨インプラントなどの分野があることが理由のようです。すばらしい写真をみさせていただきました☆

欧州を中心にパラジウムや銅のアレルギー反応の問題が大きくとりあげられているようですが、口の中に金属を入れる、責任を私たちはもっと考えないといけないと痛感しました。

ハイブリッドレジンについてはどうなのでしょうか。とうところは気になります。なぜなら、テレスコープではとても大切なものだからです。今回、みせていただいたのは、セラマージュです。ハイ ブリッドでもセラミックに匹敵するぐらいの色調がだせるのですね。来年一月の「歯科技工」に詳しく論文だされるそうです!!

最後に先生の娘さんのすばらしい歯をみせていただきました。大畠先生ありがとうございました!

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続いて、関聖生先生の「インプラント上部構造の適合精度の向上をめざして」インプラントの上部構造にリーゲルテレスコープという症例です。

IPSGのたくさんの先生が関先生のところに技工をお願いしていると思います。

インプラントの上部構造にリーゲルテレスコープ。すごい豪華というか、どんな方がこのような治療をされるのかしら、とちょっと思いましたが、すばらしいです。 リーゲルテレスコープが修理ができるという特徴があることから、インプラントにも最適ですね☆すごいです!

予後についてもこれからしっかり追っていく必要がありますね。

関先生、前回の顎咬合学会でもすばらしい発表をされていました。今回、たくさんの先生方からの強い希望があり、お話しいただきました。

本当にありがとうございました。

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岡部俊一先生、「患者様に優しいインプラント治療、リーゲルテレスコープシステムをインプラント上部構造に応用した臨床」です。

岡部先生はオゾン水による感染予防を徹底しています。印象材もオゾン水はほとんど寸法変化がないそうです。麻酔の専門医でもあるので、インプラント治療も全身管理がきちんとできるのですね。

感染根管があるからすぐ抜いてインプラントではなく、できるだけ残してどうしてもの場合のみ抜歯してインプラントをするのだそうです。岡部先生は歯内療法の平井順先生のインストラクターでもありますし、根管治療もとても上手です。

大石暢彦先生のtwitterのコメントの中で、

「岡部先生の長期機能テレスコープ症例見せていただきました。どのケースも学会発表レベルのフルマウスリハビリ症例圧巻です。同じくテレスコープ臨床をやっているものとして、安心と勇気をいただきました。 」

とありましたが、本当にその通りですね☆

岡部先生はやり始めたことはすべて極めてしまう方だと思います。

なんと、ワインのソムリエの資格もおもちです☆♪

スタッフ全員を10日間イタリア旅行に連れて行かれたそうです。すごいですね☆うらやましい!

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本日の特別ゲスト、北原信也先生です☆

銀座でNOBU DENTAL OFFICEを開業されていて、SJCDの理事もされています♪

先生のオフィス歯科医院っぽくないですね。

なるほど・・・・と思った事は、アメリカ人は歯が一本ないということは、指が一本ないぐらいの感覚だそうです。その意識はやはり、私たち歯科医の啓蒙がやはり足りていないところかもしれません。

まだまだ、私たちは患者さんに伝えていないことがいっぱいあることに気づかされました。

なんというか、北原先生のお話って華やかなんですよねー☆芸能人の患者さんも多いし、みてるだけで楽しいのです♪

北原先生、お忙しい中本当にありがとうございました☆

ぜひ、IPSGにも遊びにいらしてくださいね。

本当に充実した学術大会でしたが、参加してくださったほとんどの方がこの後の望年会へ参加いただきました。(IPSGでは忘年会ではなく望む年の会ということで望年会と呼んでいます☆)

今年は、ホテルでの望年会を開催し、ゲストにマジシャンアレスを呼んでマジックショーが開催されました。

マジシャンアレス、期待を裏切らない相当おかしい時間をありがとうございました!!☆

かなりの盛り上がりに会場の中は、常に笑っている状態でした !

そして最後に彼、必ず感動するメッセージを話すんですよね☆
 
それは、私たち歯科界にとって、すごくするどいメッセージだったりするのでびっくりします。
     

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「今日、一日本当にありがとうございました!!乾杯☆♪」


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右から、IPSG副会長の飯塚能成先生、北原信也先生、林博之先生です。楽しそうですね(^▽^)/


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今回、協賛いただいた田中歯科器械店の毛利社長も登場しました!!

 
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マジックショーでこんなに笑えるって一体どんなマジックだか気になりますよね!!

お腹が痛いほど笑えること保証します。とお伝えしていたのですが、その通りになりました☆



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こんなかわいいゲストも舞台に立って頑張りました!!

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今回、小さなお子様の参加もたくさんあり、とってもにぎやかでした☆

 

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最後にアレスが、誰でも簡単にできるマジックを教えてくれて、東倉先生、これから忘年会も多いし、頑張ってくださいね(笑)

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稲葉先生とアレスはお互いを「シゲレス!」「アレス!」と呼び合うぐらい仲良しです。

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そして、最後に協賛してくださった田中歯科器械店KAVO社が豪華景品を用意してくださり、くじ引きをしました。 一等賞は大石暢彦先生☆

大畠一成先生のANTERIORESです!よかったですね☆

とても楽しかった今年の学術大会も、会員の先生方の支えにより盛況に終えることができました。

本当に感謝いたします。

来年もさらなる発展のためにスタッフ一同がんばりますのでどうぞよろしくお願いいたします☆

 

2010年12月11日

40代の方の入れ歯について

40代というと、年齢的にとても若いです。

ということは、これから先10年後、20年後、30年後を見据えて考えないといけません。

治療の方法によって、さらに歯を悪くするのか、残っている歯をできるだけ長く保つことができるかの分かれ道になります。

そして、若いあなたの入れ歯が他人から見てわからないようにすることが大切なのは言うまでもありません。

若い方のほとんどがインプラントを選択するのはこのような理由からでしょう。

実は、入れ歯でも他人から見てわからないようなものがあるのをご存じでしょうか?

しかも、自分の歯と同じようにしっかり噛むことができます。

それは、テレスコープシステムというドイツで開発された入れ歯です。

当院で入れ歯の相談をされる方の中には、若い方も非常に多いです。

ほとんどがこのテレスコープシステムで、機能を回復し、見た目にもわからないため、非常に満足いただいております。

はじめての入れ歯は、不安は大きいと思います。

入れ歯ははずかしいものではありません。

歯がない状態を気にして、食事や会話、人とのコミュニケーションを避けることのほうが苦しいのでは?

入れ歯になる年齢は関係ありません。

はやく今の状態を解決して、これからの人生をより楽しく充実したものにできれば素晴らしいと思いませんか? 

入れ歯をはじめて使うことに不安がある方のお話を聞いていると、

◆笑った時に入れ歯についている金具がみえるのがはずかしい。

◆家族や友達、恋人に知られたくないので、できるだけ入れ歯を外したくない。

という意見が多いです。

これらを解決できるテレスコープシステムとはどのようなものでしょうか?

◆笑った時に入れ歯についている金具がみえるのがはずかしい。

当然です。

入れ歯を支えている金具は前歯にかかるため、どうしてもみえてしまいます。

細い金具とはいえ、やはり目立つため、いかにも入れ歯を入れているという感じがしてしまいます。

入れ歯にもたくさんの種類があります。

患者さんの中には金具がみえるのが嫌だから、インプラントにしたとの意見をよく聞きます。

ですが、金具がみえない自然な入れ歯があったら・・・・

インプラント以外のもう一つの選択肢として考えることができますよね。

当院でお勧めしている方法は、テレスコープシステムというドイツで開発された技術の入れ歯です。

金具がないため、入れ歯であることがわからないばかりか、よく噛めるため、ご自分の歯の一部として使っていただいております。

最近ではインプラントをしたくない方も増えてきています。

当院では、歯を失った方にインプラントと、テレスコープシステムを患者さんにお伝えしていますが、テレスコープシステムを選ばれる方がほとんどです。

ドイツでは100年以上の歴史がある入れ歯ですが、日本ではまだ広まっていません。

 

◆家族や友達、恋人に知られたくないので 、できるだけ入れ歯を外したくない。

そうですね。

入れ歯を外すタイミングは歯磨きをする時のみと思っていただければと思います。

外出時、外すタイミングがなければ、お口をゆすいでいただくだけでも構いません。

テレスコープシステムによる入れ歯は夜寝るときに外す必要はありません。

夜、歯がない状態で、家族にみられるのが嫌だというのは普通当たり前のことです。夜寝る時、粘膜を休めるといいますが、その粘膜を圧迫するような入れ歯ではないためその必要もありません。

お友達や、恋人と話をしていても、歯に意識が集中して会話が楽しめないなんてつまらないですよね。

今この時期に、しっかりとした方法を選択することで、将来できるだけ自分の歯を守ることができるチャンスです。

無料相談もおこなっていますので、お気軽にご相談ください。

2010年12月 6日

Q.40代の方は、どのような入れ歯をつかっているのでしょうか?

 私はまだ40代なのですが、奥歯が上下ともありません。今までどうしても入れ歯には抵抗があり、奥歯がない状態でなんとか過ごしてきました。最近、歯科 医院で奥歯がないと顎の具合が悪くなってしまうと聞いたのと、全体的に歯の具合もよくないので、できるだけ自然な入れ歯があれば、使ってみたいと思いま す。

 

A.40代というと、年齢的にとても若いです。

ということは、これから先10年後、20年後、30年後を見据えて考えないといけません。

治療の方法によって、さらに歯を悪くするのか、残っている歯をできるだけ長く保つことができるかの分かれ道になります。

そして、若いあなたの入れ歯が他人から見てわからないようにすることが大切なのは言うまでもありません。

若い方のほとんどがインプラントを選択するのはこのような理由からでしょう。

実は、入れ歯でも他人から見てわからないようなものがあるのをご存じでしょうか?

しかも、自分の歯と同じようにしっかり噛むことができます。

それは、テレスコープシステムというドイツで開発された入れ歯です。

当院で入れ歯の相談をされる方の中には、若い方も非常に多いです。

ほとんどがこのテレスコープシステムで、機能を回復し、見た目にもわからないため、非常に満足いただいております。

30代、40代ではじめて入れ歯を使う方の中には、今回のご質問のように奥歯の歯を失って入れ歯にするか非常に悩まれている方が多いです。

はじめての入れ歯は、不安は大きいと思います。 

入れ歯をはじめて使うことに不安がある方のお話を聞いていると、

◆笑った時に入れ歯についている金具がみえるのがはずかしい。

◆家族や友達、恋人に知られたくないので、できるだけ入れ歯を外したくない。

という意見が多いです。

これらを解決できるテレスコープシステムとはどのようなものでしょうか?

◆笑った時に入れ歯についている金具がみえるのがはずかしい。

当然です。

入れ歯を支えている金具は前歯にかかるため、どうしてもみえてしまいます。

細い金具とはいえ、やはり目立つため、いかにも入れ歯を入れているという感じがしてしまいます。

入れ歯にもたくさんの種類があります。

患者さんの中には金具がみえるのが嫌だから、インプラントにしたとの意見をよく聞きます。

ですが、金具がみえない自然な入れ歯があったら・・・・

インプラント以外のもう一つの選択肢として考えることができますよね。

当院でお勧めしている方法は、テレスコープシステムというドイツで開発された技術の入れ歯です。

金具がないため、入れ歯であることがわからないばかりか、よく噛めるため、ご自分の歯の一部として使っていただいております。

最近ではインプラントをしたくない方も増えてきています。

当院では、歯を失った方にインプラントと、テレスコープシステムを患者さんにお伝えしていますが、テレスコープシステムを選ばれる方がほとんどです。

ドイツでは100年以上の歴史がある入れ歯ですが、日本ではまだ広まっていません。

詳しくは、こちらのホームページをご覧ください。

http://www.ireba-inaba.jp/

◆家族や友達、恋人に知られたくないので 、できるだけ入れ歯を外したくない。

そうですね。

入れ歯を外すタイミングは歯磨きをする時のみと思っていただければと思います。

外出時、外すタイミングがなければ、お口をゆすいでいただくだけでも構いません。

テレスコープシステムによる入れ歯は夜寝るときに外す必要はありません。

夜、歯がない状態で、家族にみられるのが嫌だというのは普通当たり前のことです。夜寝る時、粘膜を休めるといいますが、その粘膜を圧迫するような入れ歯ではないためその必要もありません。

お友達や、恋人と話をしていても、歯に意識が集中して会話が楽しめないなんてつまらないですよね。

ご自分の一部として考えていただけるような、違和感のない入れ歯がテレスコープシステムです。

今回の質問の方は奥歯がない状態で慣れてしまっているようですが、顎の関節を痛めてしまう可能性があります。

食べ物をすりつぶす作業を小臼歯で行っているため、将来的に小臼歯に負担がかかり、歯を失う原因にもなるかもしれません。

今この時期に、しっかりとした方法を選択することで、将来できるだけ自分の歯を守ることができるチャンスです。

無料相談もおこなっていますので、お気軽にご相談ください。

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稲葉歯科医院 院長 稲葉由里子 顧問 稲葉繁

稲葉歯科医院
院長 稲葉由里子

昭和44年に父、稲葉繁(現・顧問)が文京区伝通院で稲葉歯科医院を開業、平成11年に場所を移して秋葉原で新しく開業しました。

「入れ歯が合わず、食べたいものが食べられない」
「口を開けると金属のバネが見えるのがいやだ」
「うまく発音できないので、しゃべるのがおっくう・・・」

このような入れ歯のお悩みをお持ちの方、多いのではないでしょうか。

当院では、入れ歯の本場ドイツで直接学んだ技術を活かし、つけていることを忘れるくらい、自分の歯のように何でも噛めて、笑顔に自信がもてる入れ歯を作っております。

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