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2010年7月 7日


「家庭画報」という女性誌の名医が答える40歳からの医学相談特集

という特集で、歯科の部門の名医の代表として、
当院、顧問の稲葉繁先生が質問に回答したものです。

Q.最近、口の臭いが気になるようになってきました。家族から指摘されて気がついたのですが、自分の口が臭いかと思うと、話をすることもためらってしまいます。特に朝起きた時に強く感じます。何かよい予防方法があれば教えていただきたいと思います。(62歳 女性)

A.口臭予防には徹底した口内衛生管理が大切です。

年を重ねるにつれ、気になる人が増えるという口臭。口臭にはだ液の分泌不足によるものと、腸内の昨日低下によるものが主といわれています。

便秘症の人にも見られるように、腸内環境が悪化すると、悪玉菌が増え、アンモニア等の悪臭ガスが溜まり、これが吸収され血管を通り、口臭の原因に。

これらは、生活環境や食生活を見直し、胃腸に負担をかけない食事や生活を心がけることが大切です。

次にだ液の分泌不足による口臭。

口を開けて呼吸する、食べ物をかまない、自律神経の機能が低下すると、だ液は不足し、口内に細菌が増加。

それが食べ物のカスなどを餌に、臭いの元となるメチルメルカプタンなどの揮発性硫化物質を作り出します。

また、むし歯治療でつめた金属や手入れの不十分な入れ歯なども、口臭の大きな原因です。

この口臭が特に強くなるのが朝、寝ている間に少なくなっただ液に、古くなって剥がれ落ちた粘膜組織が混ざり、粘着性が高くなっただ液が口臭を強くします。

口臭を防ぐために1日3度の食後の歯磨きは基本。

歯と歯の間は歯間ブラシなどを使い、舌は舌ブラシを使って、口の中の隅々まできれいにしましょう。

また、キシリトールの摂取は歯石を柔らかくする効果があり、日頃の歯磨きをより有効なものにしてくれます。

すべてのケアが終わったら、殺菌作用のあるマウスウォッシュで仕上げます。

口臭予防に大切なのは、何よりも徹底した口内衛生管理といえるでしょう。

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稲葉歯科医院 院長 稲葉由里子 顧問 稲葉繁

稲葉歯科医院
院長 稲葉由里子

昭和44年に父、稲葉繁(現・顧問)が文京区伝通院で稲葉歯科医院を開業、平成11年に場所を移して秋葉原で新しく開業しました。

「入れ歯が合わず、食べたいものが食べられない」
「口を開けると金属のバネが見えるのがいやだ」
「うまく発音できないので、しゃべるのがおっくう・・・」

このような入れ歯のお悩みをお持ちの方、多いのではないでしょうか。

当院では、入れ歯の本場ドイツで直接学んだ技術を活かし、つけていることを忘れるくらい、自分の歯のように何でも噛めて、笑顔に自信がもてる入れ歯を作っております。

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